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ライム病とはなに?

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ジャスティン・ビーバーさんがライム病で闘病していることを公表して話題になっていますので、少し調べてみました。

ライム病とは

ライム病(Lyme disease またはLyme borreliosis)は、野鼠や小鳥などを保菌動物とし、野生のマダニ科マダニ属(Ixodes)のダニによって媒介される人獣共通の細菌(スピロヘータ)による感染症である。19世紀後半より欧州で報告されていた、マダニ刺咬後に見られる原因不明の神経症状(Garin‐Bujadoux 症候群、Bannwarth 症候群、Hellerstrom 病など)、1970年代以降、アメリカ北東部を中心に流行が続いている、マダニ刺咬後に見られる関節炎、および遊走性皮膚紅斑、良性リンパ球腫、慢性萎縮性肢端皮膚炎、髄膜炎、心筋炎などが、現在ではライム病の一症状であることが明らかになっている。

欧米では現在でも年間数万人のライム病患者が発生し、さらにその報告数も年々増加していることから、社会的にも重大な問題となっている。本邦では、1986年に初のライム病患者が報告されて以来、主に本州中部以北(特に北海道)で患者が報告されている(図1,2)。感染症法施行後の報告数は、1999年から2018年までの20年間で231例である。北海道以外の地域での届出例の多くは、北海道や海外(主にアメリカ、欧州諸国)での感染例である(図2)。欧米の現状と比較して本邦でのライム病患者報告数は少ないが、野鼠やマダニの病原体保有率は欧米並みであることから、潜在的にライム病が蔓延している可能性が高いと推測されている。

https://www.niid.go.jp/niid/images/idwr/kansen/lyme/lyme-190320-fig1.png

図1.感染症法によるライム病届出数(都道府県別,2013年-2018年)

https://www.niid.go.jp/niid/images/idwr/kansen/lyme/lyme-190320-fig2.png

図2.感染症法によるライム病届出地(都道府県別,2013年-2018年)

国立感染症研究所より引用 https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/524-lyme.html

 

日本でもライム病はある

上記に国立感染症研究所から引用している内容にも記載されていますが、北海道が特に多く見られます。

一般家庭内のダニで感染することはないと、国立感染症研究所のHPで書かれているとおり、野外のマダニを介して感染するようです。

草の生い茂っている所などは、肌の露出を避け防虫剤を利用することである程度は防ぐことができそうです。

北海道での報告が多いですが、上記の地図にあるように全国的に分布しているため、注意が必要です。

 

症状

症状は、下記の3段階だそうです。マダニに噛まれたことに気づかず遊走性紅斑(外側が赤い円状の模様)ができたら感染初期の症状ですので、すぐに皮膚科で診察してもらいましょう。

感染初期(stage I)

マダニ刺咬部を中心とする限局性の特徴的な遊走性紅斑を呈することが多い。随伴症状として、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などのインフルエンザ様症状を伴うこともある。紅斑の出現期間は数日から数週間といわれ、形状は環状紅斑または均一性紅斑がほとんどである。

播種期(stage II )

体内循環を介して病原体が全身性に拡散する。これにともない、皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎など多彩な症状が見られる。

感染後期(stage III)

感染から数カ月ないし数年を要する。播種期の症状に加えて、重度の皮膚症状、関節炎などを示すといわれる。本邦では、感染後期に移行したとみられる症例は現在のところ報告されていない。症状としては、慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性関節炎、慢性脳脊髄炎などがあげられる。

 

予防

野山でマダニに噛まれないいことが重要です。

マダニの活動期(春から初夏、秋)などに、ハイキングや登山をする方は、生い茂った草むらや藪にはらないようにしましょう。

予防のワクチンが無いそうなので、マダニに噛まれないための準備が最大の予防になるようです。

また、マダニは噛み付いた部分が皮膚に食い込んでいるので、噛まれているのを見つけた場合、無理に潰さず皮膚に差し込んでいる口部分を残さず撤去する必要があります。

自身で難しい場合は、早急に病院にて撤去してもらいましょう。

24時間程度、人の血を吸っていないとライム病に感染しないと言われているため、仮に噛まれていても慌てず、医療機器を受診しましょう。

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