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食欲が増えたり、ぐっすり寝てるのに昼間眠たいとか、冬場にだけ起こる人は要注意!

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秋から冬にかけて発症し、春から夏に変えては回復し、毎年繰り返す傾向がある。

夕暮れが早くなるにつれ心に変化が現れ、気分が落ち込んで何もやる気がしなくなり、ひどい場合は日常生活にも支障をきたす。

過食気味になったり、寝ても寝ても眠いなど、こんな症状がある人は、少し読んでみてください。

季節性感情障害(SAD) (冬季うつ病・季節性うつ病)

季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい、英: Seasonal Affective Disorder; SAD)、季節性感情障害とは、うつ病のサブタイプの一つで、ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなどの症状が出る気分障害。冬季うつ病 (Winter Depression)、季節性うつ病Seasonal depression)ともいう。

最新の『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版(DSM-5)では、独立した気分障害ではなくなり、季節型(with seasonal pattern)だと特定された反復性のうつ病となる[2]。『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』(ICD-10)では同様に「F33 反復性うつ病性障害」に含まれる。

一般的に冬の日照時間の減少に関係しているのではとされており、治療には光療法や抗うつ薬が使われる。ウィキペディアより

 

症状

  1. 過眠
  2. 過食
  3. 体重増加

といった典型的なうつ病とは異なる非定型な症状が多く、精神面でも「意欲低下や思考が進まない」「倦怠感がある」などの抑制症状が中心です。

 

原因

病気の発症時期として季節性があるというのがポイントで、有病率は、欧米では1~10%と言われています。

日本で一般人口を対象に行なった調査では、2.1%に冬季うつ病が疑われるという報告もあります。

発症年齢は20歳代前半で、女性に多く、冬季に反復する場合の有病率は緯度、年齢、性別により差があり、高緯度地方では増大するといわれています。

  • 日照時間が不足する冬場に発症
  • 緯度が高いほど冬季うつ病の発症率が高い

日照時間が短くなると光の刺激が減りことで神経伝達物質のセロトニンが減り脳活動が低下する。

目に入る光の量が少なくなると、体内時計をつかさどる脳の松果体からメラトニンの分泌が遅れたり増えたりして、体内時計が狂う。

このサーカディアンリズムが崩れると

  • 決まった時刻に入眠、覚醒することができない。
  • 睡眠時間帯がいつもの時刻に比べ2時間以上遅れている状態が少なくとも1カ月以上も続いている。
などの症状が現れます。
勤務中の居眠りや、日中の眠気、全身の倦怠感なども現れてきます。

このことから、日照時間が大きく関わっているのではないかと言う研究もあり、光療法などの補完療法として利用されています。

 

治療方法

目で捉えられた光は、網膜から脳の視床下部にある視交叉上核に伝わります。強い光を感じると体内時計をリセットします。

その後さらに光の信号は松果体に送られ、メラトニンの分泌を制御します。

体内時計がリセットされるとメラトニンの分泌は抑制され、その約14時間から16時間後にメラトニンが再び分泌されて眠気が起こります。

2,500ルクスから10,000ルクスの光を浴びることで、セロトニンの量が増えて脳が活性化したり、ホルモン分泌や体温を調整し症状を回復させようと高照度光療法などを行います。

比較的短期間で症状の改善も見られるそうですが、継続して行わないとまた戻ってしまうこともあるそうです。

 

この他にも、心理療法や薬物療法

有病率

有病率は、

米国ではフロリダ州で1.4%、アラスカ州で9.9%(Nolen-Hoeksema, Susan (2014). Abnormal Psychology (6th ed.). New York, New York: McGraw-Hill Education. pp. 179. ISBN 978-1-259-06072-4.)と言われており、

日本でも、

簡易診断スケール(SPAQ)の調査で「調査時に罹患している人の割合(時点有病率)」は北国で3~4%、全国平均では1%(恩賜財団済生会HPより)

ということで、日本人1億人いれば1%の100万人の方は、季節性感情障害(SAD)と決して少なくありません。東北や北海道の北国では、さらに多くなります。

 

また、日本人は季節性感情障害(SAD)に自身がなっていることに気づかないことが多いので、上記の症状に当てはまる場合は病院等で診察してもらうことをおすすめします。

まだまだ、研究結果が少ないようですが、光療法の有効性を報告されている論文もあるようです。

 

参考:https://www.ime.or.jp/daitai/daitai36.htm

 

 

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